グッビオのドゥカーレ宮殿の小書斎
瞑想と研究を行う場所として設計されたこの小さな書斎は、フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ公爵の命によりグッビオの宮殿のために造られました。壁材はクルミ、ブナの木、紫檀、オーク、果樹材の何千もの小片を、寄木細工によって組み合わせた贅沢な造りで、注文主にゆかりのある品々を見事なまでに写実的に描き出しています。甲冑と紋章は、武人そして賢明な君主としての力を誇示し、楽器、科学器具、書物などは彼の向学心を示しています。ルネッサンス様式のこの素晴らしい小書斎に唯一匹敵するものとして、公爵がこの数年前に造らせたウルビーノ宮殿の書斎が現存しています。
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