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レリーフ彫刻のある一対のスキュポス
ローマ
Not on view
この銀鍍金製のスキュポス(カップ)は、ローマ時代の金属細工の頂点を極めた作品です。これらはほぼ間違いなく、皇室やローマの貴族御用達の一流の工房で作られたものと思われます。カップには、踊ったり楽器を奏でているキューピッドが高浮彫りで描かれ、ディオニュソス的なお祭りと関連性のある題材は、贅沢な晩餐会で使われるにふさわしいものですが、特に象徴的な意味はなかったと思われます。類似する他の凝った銀製品同様、これらも実用向けであると同時に、観賞用であったことは明らかです。
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