コンスタンティヌス1世頭像
ローマ
初めてのキリスト教徒の皇帝だったコン スタンティヌス大帝(在位紀元306年–337年)は、さらなる権力強化を図るため、ローマ帝国の新たな首都を制定し、自らの名をとってコンスタンティノープルと名づけました。この頭像は、胸像かおそらくは等身大以上の像の一部だったと思われます。この頭像が作られた頃には、コンスタンティヌスは異教徒の前任者たちとは一線を画す公的なイメージを取り入れていました。面長の顔、丁寧に整えた髪型、髭をきれいに剃ったすっきりとした顔立ちに、先のアウグストゥス帝(在位紀元前28年–紀元14年)やトラヤヌス帝(在位紀元98年–紀元117年)などの「善人」皇帝を思い起こさせる意図的な努力が感じられます。
#1203. コンスタンティヌス1世頭像
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1203. コンスタンティヌス1世頭像
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1204. コンスタンティヌス1世頭像
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