受胎告知三連祭壇画(メロードの祭壇画)
Workshop of Robert Campin Netherlandish
この三連祭壇画の中央パネルでは、大天使ガブリエルが聖母マリアの家に現れ、小さな聖子キリストが光の線に乗って窓から入ってきたところが描かれています。ふたりが現れたことによりテーブル上のロウソクの火が消えますが、読書をしている聖母は気付かない様子です。右のパネルでは、聖ヨハネが大工工房で作業をしており、左のパネルでは、この作品を寄贈したピーター・エンゲルブレヒト(中央パネルのステンドグラスにある紋章に名前がある)とその妻が受胎告知に立ち会っています。初期の油彩の傑作であるこの三連祭壇画は、ヨハネの窓の外の市街風景などに見られるように、当時よく扱われた主題を興味を引く斬新なアプローチで表しています。
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