ナニーの死者の書
Third Intermediate Period
テーベ、デール・エル・バハリ、メリトアムンの墓
パピルスに書かれたこの『死者の書』の小場面では、アムン神の儀式で歌い手を務めたファラオ(自称テーベ人の司祭長もしくはナイ ル川デルタのタニスの王)の娘のナニーが、大きな天秤の隣に立っています。ナニーの心臓と、真理神マアトの像が天秤にかけられて います。ナニーの左にはイシスが付き添い、ジャッカルの頭をしたミイラ作りの神アヌビスが天秤を調整し、冥府の神オシリスがそれを見守っています。この世でのナニーの行いに対し審判が下されようとしています。結果良で、アヌビスは「この女の心は高潔である」と宣言し、オシリスがそれに同意します。
#3500. ナニーの死者の書
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