ディヴを負かしたタフムーラスシャー・ターマスプの「シャーナーメ」からのフォリオ
Author Abu'l Qasim Firdausi Iranian
Painting attributed to Sultan Muhammad Iranian
草地を馬で駆ける英雄的な支配者タフムーラスとの戦いに負けたディヴ(悪魔)は、命と引き換えに書道を教えました。「シャーナーメ」(王書)の一場面を描いたこのフォリオは、スルタン・ムハマドが描いたものと伝えられています。彼は、古代イランの王族の物語を神話の時代から、651年のアラブ征服ま でたどった「シャー・ナーメ」の初代の画家でした。ディヴの恐ろしげな表情としぐさにみられるユーモアと、斑点のある皮膚の絵画的な表現は、スルタン・ムハマドの典型的なスタイルです。凧の形をした雲や、極端に浅い遠近法に、作者のトルクメニスタン文化のルーツを垣間見ることができます。霊界を思い起こさせる、岩の奥に隠れた動物の形もこの画家の特徴です。
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