セリロ近くのホーン岬
Carleton E. Watkins American
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カールトン・ワトキンズは、媒体を問わず風景を主題とした最も優れた芸術家のひとりです。この作品は、オレゴン州ポートランドからコロンビア川を100マイルさかのぼったホーン岬を撮影したもので、迫真に迫る空や川、線路、崖の風景を巨大なガラスネガで捉えています。セリロは、オレゴン蒸気航海会社により委託を受けた4ヶ月にわたる調査での最果ての地でした。自然と人間による開発との巧みなバランスを捉えたこの写真は、「絶対的使命」、すなわちアメリカ人はこの大陸を開拓・支配するよう運命づけられたという信念を、視覚的に暗示していると解釈できるかも知れません。
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