菩薩の胴像
Probably Sahri-Bahlol Workshop
菩薩像は4 世紀から5 世紀にかけて大乗仏教(インド北部の宗派)における重要な崇拝対象となりました。ガンダーラ地 方の僧院では、救済の仏に対する信仰の深まりに対応して、仏教の慈悲心を具象化した等身大以上の観音菩薩像を作らせるようになりました。菩薩信仰はこの頂点に立つものです。サーリ・バロール寺院からのものと思われる、高さ3メートル以上あったこの大きな石像は、その時代の貴重な遺物です。きめ細かい造形で僧衣をまとったこの像は、ヘレニズム時代の西洋との交流の名残りを呈しています。
#7910. 菩薩の胴像
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