ウェデヒ家の一員の肖像、おそらくヘルマン・ウェデヒ(1560年没)
Hans Holbein the Younger German
この絵のモデルは、ケルンのウェデヒ家の紋章が刻まれている指輪をしているため、ロンドン・スチールヤード貿易会社の一員だったヘルマン・フォン・ウェデヒ3世だと考えられています。小さな祈祷書にはさまれている紙には、テレンティウスが執筆したローマ時代の喜劇『アンドロス島の女』からの引用である「真実は憎悪を生む」の言葉が書かれています。この言葉は、祈祷書の内容への言及であるだけでなく、モデルの個人的な信条でもあったのかも知れません。
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