座ってキタラを弾く女性の壁画(詳細)
ローマ
この壁画は、ポンペイ近郊、ボスコレアーレのP.ファニウス・シニスターの別荘の大広間の壁を飾った大壁画のひとつです。別荘は、ローマ同様、紀元79 年にベスビオ火山の噴火で埋没しました。壁画は初期ヘレニズム時代(紀元前4世紀末–前3世紀初頭)にマケドニアの宮廷のために作られた壁画に由来するもので、おそらく王室の結婚式を祝うためのものだったのでしょう。ダイアデム(飾りのある帯状の王冠)を着け、凝った王座のような椅子に座るこのキタラ(竪琴)を弾く女性は、重要な人物だったに違いありません。
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