聖母被昇天
Bernardo Daddi Italian
ベルナルド・ダッディは、フィレンツェにおいてジョットの次の世代の中心的画家として活躍しました。この板絵は、フィレンツェ近郊のプラートのサンタ・クローチェ教会にある重要な祭壇画の上半分を飾っていたと考えられています。祭壇画が置かれた礼拝堂には、貴重な「聖母の腰帯」の聖遺物が収められています。この作品では6人の天使が聖母を天国へと運び、聖母は被昇天の証として、聖トマスに腰帯を授けています。トマスの手がパネルの左下の画面の端に見えます。失われた祭壇画の下半分には、おそらく聖母の死の床を聖トマスと他の使徒が囲んでいる場面が描かれていたものと思われます。
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