聖母マリア像
アルザス、ストラスブール (現フランス)
ゴシック様式の彫刻の傑作であるこの威厳ある聖母マリア像は、ストラスブール大聖堂の巨大な内陣障壁にあったものです。この彫像が置かれた仕切りの中心近くの重要な場所は、天使が聖母の頭上に王冠を掲げる絵が描かれた天蓋に覆われていました。現在は失われている幼子のイエスはマリアの横でバラの木の上に立っていましたが、それは聖母が『トゲのないバラ』であること、またはその赤い色からイエスが十字架で流した血を暗示していると思われます。障壁は教会の儀式が変わったため、1680年に取り外されました。
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