神聖なるステラ
Late Period
アレクサンドリア
このステラは、ネクタネボ 2 世の治世に、ヘリオポリス(現カイロ近郊)のムネヴィス神(雄牛の神)を祭る神殿のために司祭エスアトゥムが作らせたものです。硬質の石に繊細な彫刻が施されている見事な作品です。深く刻まれた正面の図様は、若いホルス神がワニやサソリなどの危険な生き物を退治するところを描いています。台座にはサソリに刺されたホルス神が治癒した神話が刻まれています。ステラ全体を覆う癒しの呪文と守護神の像は、古代エジプト人に大きな精神的威力を与えるものでした。
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