杯
Third Intermediate Period
トゥナ・エル・ゲベル地域、第3中間期
カップの部分が蓮の花型をした青いファイアンス陶器の脚付杯は、早くも第18王朝(紀元前1550年 – 前1295年頃)には作られていました。しかしながら紀元前1千年紀の初頭までには華やかに装飾され、日用品ではなく、供物や儀式的な器として使われるようになりました。この杯の浮彫り装飾は、太陽神の子供としてのファラオの誕生にかかわる神話を表しています。杯の中央部分の湿地図柄は、毎年夏の半ばに起こるナイル川の氾濫から蘇る、エジプトの再生をほのめかしています。
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