騎乗騎士形アクアマニラ(水差し)
ドイツ
ラテン語の『水』と『手』を意味するアクアマニラは、食卓で水差しとして使われたほか、教会のミサの準備に用られました。この作品は中世の西洋文化に浸透し、日用品の製作に影響を与えた宮廷騎士道の理想を表しています。騎乗の騎士は、13世紀の第3四半期には使われなくなったタイプの甲冑を着用しています。所有者の紋章が印されていたであろう盾、そして槍は残念ながら失われています。馬の体の重なりあった円模様は、中世に貴重とされたまだらのある灰色の軍馬を表したものと思われます。
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